| 江戸時代の末期から明治時代のはじめにかけて、廃仏毀釈の運動が全国的に興り、この運動によって多くの寺が廃寺となった。不盡山宝泉寺も諏訪山龍祥寺もともにいったんは衰え廃寺となったが、その後20年をかけて寺が再興された。不盡桜はその寺の再興に力を注いだ龍祥寺12世法参玄契大和尚が植えたものと伝えられている。
不盡桜はJRや国道42号線からも目にとまり、間近にみると背高な幹から地につくほど枝が垂れ下がり、その垂れ具合は見事である。その花弁は小さく白色がかった淡桃色であり上品で可憐である。満開のその時期、樹下に立つと頭上から桜花が滝のごとく落下するほどの圧倒的な迫力がある。特に夜間のライトアップ時には、その感が一層際立ったものとなる。
この桜は樹勢がよく桜の育成も良いため、年々しだれ具合が良くなり花勢も増加している。シダレ桜では県下でも類を見ない大木であるため県の名木百選に指定されている。近年、テレビ・新聞・雑誌等でとりあげられるため、年々花見に訪れる人の数が増加している。
その他、境内には「枝垂れ椿」も同時期に鑑賞できる。
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